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カサ2

ファイル 478-1.jpg

マトモな傘を持ってる時は、パラパラ程度。
ケッタイな傘を持ってる時に限って
大粒の激しい雨が叩きつける。

タバコの火が“ジュッ”と消え
ブーツから雨が染み込み
ポマードが溶け落ちる。

頼り無いコノ傘にしがみつく。
周りはタクシーすら走っていない。

ケッタイな傘。
捨てようと思っても
ナゼか今でもココに居る。


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